繊細で感覚過敏なHSPと、ともに生きていく

私はHSPと発達障害のASDとADHD、精神疾患のパニック障害があり、他の人と違うところが多くあるのですが、1番の特徴として、繊細、感覚過敏があります。子どもの頃から、どうして自分はみんなと違うのだろうと思ってきました。HSPと発達障害が併発しているから、どれがどれとは詳しく解らないところもありますが、どんなところが繊細で過敏なのか挙げていこうと思います。

繊細で過敏なところ

まず、音に敏感です。苦手な音、大きい音だけじゃなく、人が気にしないような音にイライラすることもあります。特にしんどいのは、工事の音、救急車やパトカーなどのサイレンや、怒鳴り声です。心臓がドキドキして、息苦しくなり、しばらく治まりません。我慢ができない時は、耳栓をします。

 

人の不幸も自分のことのように感じて辛くなるので、さらにしんどくなります。なので、普段ニュースはほぼ見ません。ニュースを見ながらの食事は、いちばん苦痛です。まったく食べられなくなります。そういった会話をしながらの食事も苦痛です。申し訳ないと思いながら、席を外すこともあります。他人事だと思えないところがあり、人との境界線が薄いことが原因だそうです。

 

人が傷ついている姿を見るのも辛いです。たとえ映画やドラマなど作り物でも、あまり見たくはありません。私も人の好き嫌いはありますが、SNSなどで誹謗中傷をする人やいじめをする人は信じられません。規則が厳しくなり、もっと平和な社会になることを願っています。

 

感覚過敏で刺激が苦手なところがあるので、匂いでもしんどくなることがあります。香水、柔軟剤、タバコがとくに苦手です。いろんな匂いが混ざった、たとえばホームセンターなどに長時間いることはできません。シャンプーや石鹸なども、匂いがあまりない無添加、無香料のものを選びます。人の匂いにも敏感なので、香水や柔軟剤やタバコなど、気付きやすいだけじゃなく、一緒にいるのも辛い時があります。

 

視覚も敏感なので、ネオンや派手な色も苦手です。光や眩しいのも辛いです。蛍光灯もあまり好きではないので、家ではあまり明るい電気は使いません。同じように、味覚も刺激が好きではありません。好き嫌いも結構あります。辛いのと苦いの、酸っぱいのも甘すぎるのも、山椒のようなピリピリやパクチーのような香りも苦手なので、あまり食べません。

 

触覚も同じで肌触りの良いものが好きです。チクチクするようなもの、締め付けるものが苦手なため、寝具も服も、肌触りが良いものを選ぶので、見た目より重視します。フワフワの寝具でより幸せを感じられます。

 

それから、スピードのある乗り物や、早く何かをしないといけないなど、早さに苦手もあります。人混みなども苦手で、どれだけ楽しい時間を過ごしても、家に帰ると疲れているので休息が必要です。

 

生きやすくなるような工夫

これだけ、繊細で感覚過敏があると、人付き合いや生きづらさにもつながります。普段は、苦手なことを人に話すことはあまりありません。ですが、コラムに書いたり、身近な人には言うこともあります。一人でいることも、とても好きです。テレワークをしたり、一人で好きな趣味を楽しむのも幸せです。たくさんの人に会って交流するのも楽しいですが、その後は疲れやすくなるので、バランスが大事です。自分の苦手なこと、好きなことを把握して、生きやすくなるように工夫しています。

 

たとえば、疲れやすいので、回復するために自然の中に出かけることが多いです。繊細なので人一倍満喫して幸せを感じます。木に触ってエネルギーをもらうこともあります。YouTubeなどで癒しの音楽を聴くこともあります。また、心療内科に行ったり、信頼できる親しい人に話を聞いていただくのも良いです。ぬいぐるみに話しかけたり、抱きしめるのも癒されます。好きなお店に出かけるのも楽しく、私はクラシックや紅茶が好きで、レトロな雰囲気だとかなり心が回復します。本当に疲れた時は、ただゆっくり寝て体を休めることも大切です。自分の好きなことリストを作って、何をすれば心と体が癒されて、回復するかを知ることは、とても大切だと思います。

執筆者プロフィール

川田直美(かわた なおみ)

障害者ドットコムのコラムニスト・ピアサポーター
Webメディアで自身の発達障害(ASD・ADHD)やHSP、精神疾患(パニック障害)についてコラムを書いています。オンラインサロンや計画相談支援でも自身の障害を生かして活動しています。生きづらさを抱えながらも日々楽しみを見つけて暮らしています。

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